薬剤師お悩み

「薬剤師が余る時代?それとも人手不足?」薬剤師がやるべき事

 

加速する少子高齢化に伴い、街の薬局や診療所の需要は高まっているように思われますが、「2021年を目安に薬剤師の数が必要数を上回る」という見解が2013年の薬物教育協議会によって示されました。
つまり薬剤師が余るということ…?

一方で、薬局や医療施設が増えているのなら
薬剤師足りなくなっちゃわない…?という疑問も同時に浮かんできますよね。


今回は、様々な情報が飛び交う中で「何が本当で何が嘘なのか」を徹底的にリサーチしてみました!

さらに、今後必要とされるのはどんな薬剤師かをまとめてみたのでぜひ参考にしてくださいね◎

「薬剤師が余る」「人手不足」結局どっちが正解?

結論から言うと…「どちらも正解」でした!!!(困る)

現在薬剤師として勤務されている方は

余ってるとしたら突然リストラとかありえる…?

みたいな心配も出てきますし、これから薬剤師になる人や復職を考えている場合は

人手不足の現場ってやっぱり残業多いのかな…
ちゃんと研修期間とか設けてもらえる?

不安要素いっぱいですよね…ネガティブな感情がどんどん出てきちゃいます(泣)
どっちも正解なんて全然嬉しくないけど、順番に解説していきますね!

「薬剤師が余る」と言われる理由

①対物業務機械化

近年の医療業界の進歩は目覚ましいですよね。要するに『薬剤師の調剤業務をAIがやる!』ということです。

これは厚生労働省が「患者のための薬局ビジョン」という形で示しています。


(引用元:https://www.mhlw.go.jp/file/04-Houdouhappyou-11121000-Iyakushokuhinkyoku-Soumuka/gaiyou_1.pdf)

この資料をすごく簡潔に説明すると、薬剤師さんが薬という”モノ”を渡す仕事ではなく、患者さんという”ヒト”を良くする仕事にしようという内容です。
確かにAIであれば過去に処方した薬なども正確にデータに残るでしょうし、かなり便利になることが想像できますよね◎

テクニシャン制度

これは「薬剤師の助手みたいな人」を取り入れようという制度です。
薬のピッキングや事務作業など誰でもできる業務をテクニシャンに任せ、薬剤師本人は知識を生かした専門的な業務に集中できるというメリットがあります。
こちらに関しても厚生労働省の「調剤薬局のあり方について」という文書で
『一定条件を満たせば、薬剤師ではないスタッフがピッキングなどの補助作業を行っても差し支えないとする』と示しています。
患者さんにとっても、薬局での待ち時間が減ることに繋がるしメリットはありそう◎

③一部の都府県に偏っている

場所によって人口10万人当たりの薬剤師の数にかなりバラつきがあるのをご存じですか?

(引用元:https://www.mhlw.go.jp/toukei/saikin/hw/ishi/16/dl/gaikyo.pdf)

黒の横線が平均です。東京/神奈川/兵庫/徳島など11の都府県では黒線を超えて充実しています。すごく言いにくいのですが…平均以上の都府県ではもうすでに薬剤師が余っていると思われます!(コワイ)

平均を上回っている都府県がかなり少ない点も気になる…

「人手不足」と言われる理由


(引用元:https://www.mhlw.go.jp/toukei/saikin/hw/ishi/16/dl/gaikyo.pdf)

このグラフが示すように、薬剤師の数自体は年々上昇傾向にあります。そして先述したように一部都市では薬剤師が余る現象が始まっています。なのに人手不足と言われるのは何故なのでしょうか…?

①有効求人倍率が高い

明確な資料、ありました!
厚生労働省の「一般職業紹介状況について」という資料によると
薬剤師:約3.6倍
すべての職種:約1.5倍
の倍率になっています。

有効求人倍率とは…「求職者1人に対し何件の求人があるか」を示した倍率

つまり1倍を上回ると薬剤師を探している企業の方が多いということになります。そう考えると、薬剤師めっちゃ少ない!!って感じですよね。

ちなみに上の数字は2019年の単年データになりますが、医師も含めた直近のデータはこちら。

(引用元:https://pcareer.m3.com/column/107)

年々下がっている…!?
医師も含まれているので何とも言えないですが、低下傾向にあるのは確かなようです。
・薬剤師の数は年々上昇
・有効求人倍率は低下傾向
それでも「人手不足」という声がなくならないのは、やはり地域差が埋められていないということなのでしょう。悲しいですね(;_:)

今後必要とされる薬剤師になるには?

働く場所によってニーズが大きく変わってくるのはお分かりいただけたと思います。
ただ、「今の地域からは動けない!」「住む場所を変えて失敗したら…」という方も多いはず。
私も実際、地方に住んだ経験がないので正直知らない土地に転職するというのはかなりリスク高いし勇気いりますよね…。はじめの一歩を踏み出すキッカケがほしい!ということで
「どこにいても必要とされる薬剤師
になるため覚えておいてほしいポイントをいくつか挙げてみました!

①在宅療養支援認定薬剤師を目指す!

(引用元:https://zaitakuyakuzaishi.jp/about-zaitakuyakuzaishi/certification/)

新しい医療環境の創造に向けて薬剤師認証機構(CPC) 認定を受けた比較的新しい資格なんだとか。
在宅療養支援に必要な知識/技能/態度すべてを備えた薬剤師に与えられる資格で、何とまだ150名ほどしかいないとのこと!!
少子高齢化で在宅医療の普及はさらに進んでいくと見込まれます。調剤薬局や病院という場所に捉われないワークスタイルが手に入るかも◎
これは自慢できる…笑。要checkですね!!

②認定薬剤師→専門薬剤師の資格取得でスキルUP!

かかりつけ薬剤師導入や多職種連携の医療改革を受け、薬剤師にはより専門性の高い知識が必要とされてきています。時代のニーズに合わせた情報提供ができる薬剤師であるためにスキルUPは必須!
ある調査によるとすでにスキルUPに取り組んでいる人がほとんど!これは乗り遅れてはいけません!!

(引用元:https://pcareer.m3.com/column/54)

現役の薬剤師さんも、給与交渉しやすくなったり資格手当の支給がプラスになったり収入がグンと上がるチャンス!薬剤師が増え続けても勝ち残っていけるスキルを身につけましょう!

③働く時間帯を見極める!

薬剤師の男女比率は3:7くらいで女性の方が圧倒的に多いです。そのため、結婚/出産/育休での離職が多く、現場ではどうしても痛手となってしまいます。
そして、こういった方が復職する際はパートタイムが多く、朝や夕方以降の時間帯に人員が不足するのです…!実際「パートタイムは足りてるからほかの時間だけ欲しい」という現場、結構あるらしいですよ…(小声)


お子さんに手がかからなくなってから復職を考えている方や、時間の融通が利く方はアピールするしかないですよ~!

④引っ越せるなら引越しも全然アリ!

私もリスク高いと感じてはいるのですが、条件揃えば正直全然アリだと思います!
地方の人手不足を助けたい気持ちもあるし、地方は買い物するのも物価が安い!笑 しかも”どうしても人が欲しい!”と給料を上げて求人を出す現場もあるそうですよ…(また小声)

まとめ

いかがでしたか?
「薬剤師が余る」と「薬剤師の人手不足」はどちらも正解という結論でしたが、時代の変化に応じて薬剤師自身も変化していく必要がありそうですよね。

ポイント

1.都市部=余り気味、地方=人手不足!
2.持ってる資格は多い方が良い!
3.時間にこだわらないなら時間帯別で攻めろ!
3.地方では高収入のチャンス!

薬剤師さんは”人の役に立ちたい”という思いが皆あるので、日本全国どこも人手不足にならないようにしていきたいですし、都市部でもニーズに合った働き方で”ヒト”と接するやりがいのある仕事が出来るようになれば幸せだな~と思いました

今回は以上になります。
皆様の今後の薬剤師ライフが充実しますように…★