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<調剤薬局経営者に聞く>コロナ禍で変化?今必要とされている薬剤師とは?

ママミ
ママミ
MRとして育休復帰後、子育てと仕事の両立がまったくできずパート薬剤師への転職を決意。

思い出しただけでも辛すぎて涙がでます……
初めまして!現役転職活動中のママミです。
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2020年、東京オリンピックが行われ、世界中が興奮と感動に包まれるはずだった年。
当たり前の毎日が、当たり前ではなくなり、社会も大きく変わりました。

その一つが医療現場です。
病院の経営が悪くなれば、必然と調剤薬局も厳しくなります。
感染症の流行で医療機関の経営が落ち込むことを誰が想像したでしょうか。

多くの薬剤師が、薬剤師という仕事の将来に不安を感じているのではないでしょうか?

今回は、このコロナ禍を経験した調剤薬局経営者の方に、今求められている薬剤師像など、9つの質問をぶつけてみました!

ママミ
ママミ
ママ薬剤師の需要パートの需要が今後も続くのかどうかも聞きました!ぜひ参考にしてみてください。

質問に答えてくれたのはこんな人!

ママ薬剤師Tさん

■内科と小児科門前の調剤薬局を親族と経営。
■正社員・パート薬剤師共に数名ずつ勤務中。
■半数ほどがママ薬剤師であるため、女性中心の職場。

 

Q1.何月くらいに求人を出すことが多い?

基本的にうちの薬局は個人薬局のため、大量募集はしていません。
薬剤師が退職するタイミングで補充しています。

ただし、年度末の決算時に昇給、減給、シフトの変更のお話をさせていただくことが多いため、そのタイミングで欠員が出ることが多いです。

春は、冬の繁忙期が終わった後で比較的業務を落ち着いているため、秋頃までに仕事に慣れてもらえばいいので、じっくりと人選しています。

ママミ
ママミ
常に募集をしていない薬局でも、年度末から春先は人員は動きやすいんですね。沢山の求人があった方が、選択肢が増えるので狙い目ですね。

Q2.採用する上で年齢や薬剤師経験は重要?

数年前までは薬剤師が常に不足している状態だったため、年齢・経験は関係なく採用していた時期もありました。

その中で私も様々な経験を経て、今は、年齢と人柄を重視しています。
薬剤師経験については、年齢と合わせた判断をしています。

「40代以上で経験が浅い、ブランクがある方」に関しては、即採用という形は取っていません。

「ブランクや経験が浅くても、30代以下の方」であれば採用を考えております。

ママミ
ママミ
年齢重視なんですね。
ブランクのある40代以上の薬剤師が雇われにくいと考えると、やはりママ薬剤師としての復帰は早い方が良さそうですね。

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Q3.急な子供の発熱などで早退・欠勤するママ薬剤師に対して、経営者としてどう思う?何か対策はしている?

これに関しては、その条件でこちらも採用しておりますので、全く問題ないです。

不満を持つスタッフがいるとしたら考えられる原因は大きく2つです。

・人手が足りていない(自分の業務に影響が出る)

・普段からその方に何かしら不満を持っている、不公平感を感じている。

まず、人手不足に関しては、常に一人多めに採用しております

欠員が出ても、作業自体が少し忙しくなる程度で、業務がタイトになりすぎないようにしています。

そして、「私ばっかり。」などの不満はどこの職場でもつきものです。
基本的には、その個人をフォローする事はしていません。

上司が仕事に対してどんな姿勢を取っているかが大きなポイントではないかと考えているからです。
そのため、雑務、調剤・投薬全てにおいて、社長や管理薬剤師が1番動き、数をこなしています。

ママミ
ママミ
トップが誰よりも働いているって自分のモチベーションも上がりますね!

また、パートさんは、週3日以上の一緒の勤務日を作っていません。
これは今までの経験上、週2日の距離感がベストだと感じたからです。
しかし、これはあくまでも、うちみたいな個人薬局だけかもしれません(笑)

ママミ
ママミ
気が合わない人とも週2日だったら確かに我慢できるかもしれませんね

Q4.(子供の体調不良などで急な早退・欠勤をしなければならない)ママ薬剤師が働きやすい職場を探すためには、どんなところに注意して職場を選ぶべき?

とても難しい質問ですね・・

こればっかりは運もあるかと思います。(笑)
同じママ薬剤師でも、理解してくれるかどうかはわかりません。
「うちの子はそんな事なかったわ」なんて言われたら最悪ですよね。

ただ一つ言うとすれば、

その薬局の雰囲気を決めるのは、大手であるほど、社長や面接官ではないという事です。

そういった面では、中小の調剤薬局はトップの管理が行き届いているため、社長や面接官の雰囲気で職場の雰囲気は見えやすいかもしれません。

ママミ
ママミ
確かに中小の調剤薬局だと面接官が将来の上司ってパターンもよく聞くわね。

ただし、大手はさらに勢力を増し、中小の調剤薬局はこれから厳しい時代に入ります。

「長く働きたい、時代に取り残されたくない」と考えている方は大手への就職をお勧めします。

ママミ
ママミ
今は探さなくても近くに調剤薬局がある時代ですよね。私は子供中心に仕事復帰を考えているので、今後の事よりも今を大事にできる職場を探したいです・・中小薬局も探してみます!

Q5.ママしながら薬剤師業務をする上で1番大変なことは?

ママ薬剤師だから大変!ていうことはあまり思いつきません。
どんなお仕事でもママが家事と仕事をすることは大変だからです。

しかし、他と違う大変さの種類で言うのであれば、

命に関わるお仕事であること

だと思います。
これは、大袈裟に見えて、決して大袈裟ではありません。

長くこのお仕事をしていけば、どこかでアクシデントが起こります。

余談ですが、私も過去に起こしたことがあります。
たまたま患者さんに大きな後遺症もなく、お許しをいただけたので今もこのお仕事を続けられています。
しかし、その当時はその他のことが、しばらく手がつきませんでした。

いくら気をつけていても、たまたまが重ねりミスが起きることがあります。
そして、自分だけの責任ではありません。
しかし、そんな言い訳は何の意味を持ちません。

またいつか大きなミスをするんじゃないか、と言う不安は今でも持っています。
その気持ちは他のワーママさんには、なかなか理解してもらえないかもしれません。

ママミ
ママミ
医師や看護師とは違って、薬剤師の医療過誤はイメージがない人が多いかもしれないけど、実際は最後の砦となる事も多い仕事。仕事復帰する前にそのことはきちんと理解しておかないといけないですね。

Q6.こんな薬剤師と働きたい!などあれば教えてほしい!

薬剤師の全ての業務の先に、常に患者さんがいる方ですね。

調剤や服薬指導はもちろんですが、店内の掃除や仕事場の環境も全て先には「患者さんのために」があります。

「こんな事思うかもしれない」、「これをやったら危ない」「こうした方が間違いが起きない」などの工夫を考えて行動できる方は、ミスも少なく、一緒に仕事をしていて気持ちがいいです。

ママミ
ママミ
相手の気持ちになって動く、基本的なことですけど、とても大切ですね。大事にします。

Q7.逆に、こんな薬剤師は嫌だ?

適当な方ですね(笑)
仕事が雑な方は薬剤師のお仕事には向いてないと感じます。

投薬指導一つにしても、一方的な説明で、相手を見ていない方、お薬の揃え方一つにしても綺麗に書こう、まとめようとしていない方は気になります。

お薬を受け取った患者さんがどう思うかを考えていないので、他の仕事にも細かいミスや伝え漏れが起こり、患者さんから電話が後ほどかかってくることが多いです。

残念ながら、こういう方は注意しても、直していたいただく事は難しく、投薬や調剤をこちらで選んでやっていただいております。

ママミ
ママミ
やっぱりこのような方も「患者さんのために」が足りていない人ですね。気づかないうちにそんな薬剤師にならないように、気をつけます!! 

Q8.コロナで薬剤師の働き方はどう変わっていくと思うか?

2022年からオンライン服薬指導も本格的に始動し、お薬の配達なども始まる流れになっています。

すでに某大手調剤薬局グループは日本郵便と提携したことを発表しましたよね。
今はクリニックも医療モールでの開業が増え、そこを仕切っているのが大手の調剤薬局です。

なかなか中小企業では限界を感じる時代になってきました。
中には、ジェネリックやかかりつけ薬剤師加算のノルマを課せたりする調剤薬局もあります。

このパンデミックでの経験が、経営者の考え方を変えたことは間違いないでしょう。
特に派遣薬剤師は厳しい時代に入っていると感じています。

これから、生活の安定を求めて、ママでも正社員での求人を求める人が増えるかもしれません。

ママミ
ママミ
今まさしく時代の分かれ目にいる感じがしますね。これからどうなるのかわからないけど、どんどん置いていかれないように、働くタイミングを良く考えた方が良さそうですね。

 

Q9.一経営者として、今後、パート薬剤師の需要はあり続けると思うか?(コロナで求人が減り、派遣切り、パート切りが増えているという背景もあるため)

私は、パート薬剤師の需要は無くなることはないと思っています。

正社員を多くかかえることは、会社にとって決して楽な事ではありません。

パート薬剤師はスポット的に働いてくれる大切な存在です。

また、扶養内で働きたいという方は、お小遣い程度の収入を求めています。
うちのお給料で生計を支えているわけではない方の方が、正直、雇いやすい事も多いのです。

特に、こんなパンデミックがまたいつ起きるかわかりません。
雇いやすさで見れば、パートさんはとてもありがたい存在なのです

ママミ
ママミ
なるほど。社員を抱えることは会社にとってもリスクになるんですね。パートの需要が無くならないと聞いて、少しホッとしました(笑)

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<最後に> 転職や復帰を考えるママ薬剤師へ一言

私もママ薬剤師の端くれとして、お仕事をしながら家事や育児をすることの大変さは感じています。

このパンデミックや薬剤師人数の飽和で一生安泰と言った時代ではなくなってきました。
それでも、今はまだ仕事があります。
それは、この薬剤師という資格があるから故ですよね。

そして、この資格を取った時のことを思い出してください。

この資格を取るために、他の大学生が遊んでいる時期にもせっせと授業をうけ、実習に行き、テスト勉強をして、国家試験が終わったらすぐに就職した方も多くいるでしょう。

この資格のために沢山努力してきましたよね。
親が払ってくれた学費もその一つです。
自分が親になった今、薬剤師って私が持っている個性の一つだなと思うことがあります。

あまりに当たり前すぎて忘れそうになりますが、この資格を使える、仕事ができることは限られた人だけなんです。

その仕事に誇りを持ち、ママ薬剤師として頑張っていただきたいなと思います。

ママミ
ママミ
確かに、この資格を取ることは大学受験からずっと、決して簡単ではなかったです。
せっかく持っているんだから、この個性(武器)を腐らせないように、使っていきたいと思います。
貴重なお話ありがとうございました!

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現役薬剤師
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