薬剤師のお仕事

患者の年代別で分けて考える服薬指導のコツ、第5選!!

ママミ
ママミ
MRとして育休復帰後、子育てと仕事の両立がまったくできずパート薬剤師への転職を決意。

思い出しただけでも辛すぎて涙がでます……
初めまして!現役転職活動中のママミです。
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現役薬剤師
現役薬剤師
服薬指導ってなんか苦手・・。投薬って難しい。

そんな気持ちになる瞬間って、薬剤師をやっているとあるかもしれません。

もともとコミニュケーションが得意ではない、ちょっとしたトラウマを抱えている、など理由も様々。

ママミ
ママミ
服薬指導の具体的なコツとかってあるのかな?

服薬指導のマニュアルみたいなものはありますが、結局は大まかな流れやルール通りの説明ばかりで本番で使えるかどうか考えどころ。

そこで、今回は患者さんの年齢に注目してコツを教えていただきました!

それぞれの年代に多く見られる患者さんの特徴と、服薬指導のポイントです。
ちょっと違った目線から見る服薬指導のコツをぜひご覧ください。

厚生労働省が定める「患者のための薬局ビジョン」においても、「モノから人へ」と服薬指導の重要性が挙げられています↓

https://www.mhlw.go.jp/file/06-Seisakujouhou-11120000-Iyakushokuhinkyoku/gaiyou_8.pdf

 

20・30代 スポット的な受診の方への服薬指導のポイント

①普段薬を飲んでいない。習慣がない。
②とにかくすぐ効く薬が欲しい
③不規則な生活を送っていたり、外出時間が長い(日中は外出している)

④OTC薬を利用している
⑤携帯やタブレットなどですぐに調べる

現役薬剤師
現役薬剤師
若い患者さんは、お薬を飲む習慣がない方が多く、アドヒアランスが重要になります。症状が改善すると内服をやめてしまうケースも多いので注意しましょう。

ママミ
ママミ
情報を詰め込みすぎず、シンプルで尚且つポイントを抑えた指導をすることがポイントなんだねっ♪

服薬指導のポイント

1、処方箋内容から、ある程度患者さんの症状を考えて、患者さんの病状にピンポイントな指導を心がける。
2、症状に1番ダイレクトに効く薬から説明。(優先順位を大切に
3、きちんと目をみて説明する。(若い世代の方は目をみて説明することに失礼を感じません。)
4、OTC薬を内服していないかの確認をする。
5、説明の最後に、投薬当日の内服のタイミングを説明。

服薬指導の流れ

20代男性。風邪薬処方で来局

お声かけ
→症状の確認(ある程度症状を察して、話しかける)
→処方内容の指導。特に内服重要度が高い順に説明。(抗生物質やつらい症状に効くお薬から)
→当日のイレギュラーな内服時間を説明
→OTC薬の確認
→質問確認
→お会計
→ご挨拶

 

40・50代 慢性的な疾患で受診の方

①薬を日常的に内服している(習慣がある)
②老化や疾患への不安感が出始め、健康に興味がある。
③新しいお薬が追加になることが多い(疾患が増える)
④自分の疾患を知られたくない方もいる
⑤仕事や家事で時間があまりない

現役薬剤師
現役薬剤師
体のあちこちに不調が出始める世代です。
お薬を飲み始める方が多いので、自分の症状や病気への知識をまだ浅いことが多く
不安な気持ちが大きいため、服薬指導がとても重要になります。
質問も多いので、指導時はきちんと準備してから行きましょう。

ママミ
ママミ
ちょっとした疑問や質問に丁寧に答えてくれたら、今後もこの人に聞こう!って思うものねっ。

服薬指導のポイント

1、初処方のお薬に関しては、指導前にきちんと準備して指導に行く。
2、周りに病名を聞かれたくない、知られたくないなどの患者もいる事を意識しておく。
3、新しい情報が追加された場合は、飲み合わせや既往歴などのチェックも欠かさずに。
4、内服のタイミングが無理ないか確認する。必要あれば疑義紹介。(朝食を食べない人に朝食後処方や夜遅くまでお仕事しているかたに夕食後など、用法は変更が利くものもあるので、それを踏まえてチェック)
5、do処方でも、副作用の確認はすること。(この年代はホルモンや体調変化が大きいため、いつも通りでもお薬の副作用が出ることがあるので注意

服薬指導の流れ

EX)高血圧薬を一年間服用中。今回は痛み止めの頓服処方が追加。

お声かけ
→頓服処方があるので、症状を確認。(頭痛か何かですか?)
→処方内容の指導。先に頓服薬の指導から始め、いつものお薬は最後に。飲み合わせも問題ないことをお伝え。
→急いでいるご様子なければ、今回の体調不良について、副作用症状ではないか確認
→質問確認
→会計
→ご挨拶

 

60・70代 慢性疾患を多く抱えている方

①内服薬が徐々に増えてくる
②飲み方や使い方が少し雑になっている
③体の事を相談したい、聞いてもらいたい
④多数の病院に受診していて、重複してないか注意
⑤生活環境が変わる方が多い

現役薬剤師
現役薬剤師
自分の体調管理に多くの関心を持っている年代ですね。

ママミ
ママミ
定年退職などで、生活の環境の変化も多いのがこの頃かな?
現役薬剤師
現役薬剤師
そうですね、介護や子供・孫の事でストレスや悩みを抱えている方も多く、投薬時は薬以外のお話も聞く姿勢を取るようにしましょう。持病をお持ちの方は内服薬歴も長くなって、慣れがアドヒアランスの低下につながっていることがあるので注意が必要です。

服薬指導のポイント

①悩み相談されても、アドバイスではなく聞き手に回るようにする。
健康食品などを摂取している人が多い。
③幾つかの病院に受診している場合があるため、併用薬に注意。(お薬手帳を活用)
④老眼が進み、細かい字が見えづらい方が多い。(記入する場合は大きめの字で)
⑤聞かれたり、求められた情報は、きちんと調べてからお答えする。(丁寧な姿勢が大切)

服薬指導の流れ

EX)60代男性。慢性疾患を高血圧、消化器疾患、不眠などを数個抱えている。5種類以上の内服薬を継続中

お声かけ
→いつものお薬であることを伝えてから、用法用量を再確認。薬を見せながら薬袋に入れていく。
→体調を具体的に確認。(例えば、夏なら血圧が変動を考えて、頭痛や動悸などの確認。梅雨なら、不眠、春ならアレルギー症状、冬なら風邪や胃腸炎など)
→サプリメントや健康食品に追加ないかを確認
→質問の確認
→会計
→ご挨拶

 

70代以上 後期高齢者で多数の病院を受診している方

①内服管理がうまくできていない
②大きめの普通錠や沢山の錠数を内服できなくなる
③多数の病院を受診していて、薬の重複や相互作用が起こりやすい
④薬が入っていない、もらっていないなどのトラブルが起きやすい
⑤投薬指導に時間がかかる

現役薬剤師
現役薬剤師
この年代の方への説明は、こちらから一方的に情報を伝えても理解してもらえません。

ママミ
ママミ
患者さんのリズムやタイミングに合わせて、説明する必要があるってことか。

現役薬剤師
現役薬剤師
高齢者に対して、威圧的な対応をとる人を見たことがありますが、患者さん本人にはもちろん、そこにいる他の患者さんも不愉快になります。いつも誰かに見られていることを意識しましょう。またその方の情報収集も大切になります。内服状況が悪い場合は、お子さんなどの協力が得る、一包化をおすすめする、などきちんと安全に内服できるような環境を提案、準備できるようにしましょう。

服薬指導のポイント

①毎回、お薬の説明と、飲み方はわかりやすく繰り返し伝えましょう。(省略しない
内服がきちんとできているかを必ずチェック。飲みづらい事がないかを聞く。
③耳が聞こえづらい、細かい字が見えない方が多いため、薬情や薬袋などにわかりやすく大きな字で記入する。
早口は厳禁。マスク着用でより言葉が伝わりづらいため、単語一つ一つを分かりやすくはっきりと伝える。
⑤何か質問ありますか?→何かお薬について困っていることはありませんか?に変更する。

服薬指導の流れ

EX)80代女性。独居。複数の医療機関にかかっており、それぞれでお薬を内服中。

お声かけ
→体調のお変わりありませんか?の確認。
→処方内容、お薬の数や飲み方を一緒に確認しながら患者さんの前で薬袋にしまう。
→大きめな錠剤など飲みづらくないか確認。
→お薬について困っていることはないかを確認。
→お会計。
→ご挨拶。

厚生労働省発表↓

2025 年までに目指す姿
・急速な高齢化が進む中で、団塊の世代が後期高齢者(75 歳以上)にな る 2025 年には、75 歳以上人口の占める割合は 18.1%に上昇し、認知症高 齢者の数も 700 万人に達する31と見込まれている。こうした中、2025 年を目途に、可能な限り住み慣れた地域で、自分ら しい暮らしを人生の最期まで続けることができることを目的として、住ま い・医療・介護・予防・生活支援が一体的に提供される地域包括ケアシス テムの構築が推進されている。
・薬局においても、地域における既存の役割等も生かし、薬物療法に関し て、こうした地域包括ケアシステムの一翼を担うことが重要であり、2025 年までに、すべての薬局がかかりつけ薬局としての機能を持つことを目指 す。
薬剤師についても2025 年ま でのなるべく早い時期に、従来の対物業務から、処方内容のチェック、多 剤・重複投薬や飲み合わせの確認、医師への疑義照会、丁寧な服薬指導、 在宅対応も通じた継続的な服薬状況・副作用等のモニタリング、それを踏 まえた医師へのフィードバックや処方提案、残薬解消など、患者が医薬分 業のメリットを実感できる対人業務へとシフトが進むことが期待される。

引用元:https://www.mhlw.go.jp/stf/houdou/0000102179.html

 

20~40代保護者 子供がまだ未就学児

①子供へ薬を飲ませることに抵抗があるママがいる。
②子供への対応も見ている。(説明相手は保護者であるが、子供をないがしろにはしないこと)
③子供が騒がしく、なかなか服薬指導に集中ができない。
④病児の子育てへの不安と看病で保護者が疲れている。
⑤お子さんの年齢・性格・生活に合わせた服薬指導をする。

現役薬剤師
現役薬剤師
小児科は薬の飲ませ方の服薬指導も必要になります!

ママミ
ママミ
飲ませる人と飲む人が違う点が他の指導と違うね。

現役薬剤師
現役薬剤師
はい。特に第一子の場合、投薬を怖がったり、投薬に自信がないお母さん_が多くみられます。そのため、お薬を飲んだ時の副作用や飲ませ方に対しての誤解を解いてあげましょう。
過度な不安を煽る副作用の説明を避け、内服のやり方については指導箋や実際やってあげることもいい方法だと思います。 

服薬指導のポイント

患者本人(幼児や小児)とのコンタクトも大事にしましょう。
②処方箋からの症状の予想はして指導に行きますが、基本的には医師にどのような説明を受けているか聞いてから服薬指導に入りましょう。(医師によって治療の仕方は様々です。医師と薬剤師と別の説明を受けると、保護者は戸惑い、不安感を持ち内服させないかもしれません。)
年齢が幼いほど、内服させることは大変な作業になります。回数が多い薬は何故その回数なのかをきちんと説明しましょう。
幼いお子さんは自分で症状を訴えられません。副作用の説明は保護者に必ずしましょう。不安を煽り過ぎると内服をさせない方もいるので、副作用が出る確率の低さや、対処の方法を一緒に伝えることは忘れずに行いましょう。
⑤指導中、子供が騒いだりすると保護者の方は説明に集中できない事があります。自宅で確認できるよう、+αで伝えたいことは薬袋に直接書き込みましょう。

服薬指導の流れ

EX)30代ママ 男の子1歳 初めての粉薬処方

お声かけ
→症状の確認、医師からどのような説明を受けたか聞き取り
→内服薬の指導。初めて飲むお薬は副作用も合わせて説明。(内服してもらう事が大切のため、不安を煽らないように注意)
→内服のやり方を説明。伝えることが苦手な人は指導箋を使いましょう。
→味の説明
→質問の確認
→(ある方は)お会計
→ご挨拶(お子さんへの挨拶も忘れずに)

 

<番外編>施設や代理でお薬を受け取りにくる方

①内服薬の内容を知らない
②薬は受け取って持って帰るだけの方がくる事がある
③本人ではないので、薬の違いは全くわからない

服薬指導のポイント

お薬をあくまでも取りに来ているだけの方の場合は、変更点だけは必ず強調して伝え、戻ったら確認してもらうようにします。

 

まとめ 世代の特徴を捉え、服薬指導を好きになろう!

今回は大まかに年代別の特徴で服薬指導のコツをご紹介してみました。
一概に年齢だけでは判断できない事もたくさんあります。
しかし、その人のライフスタイルやライフステージ、認知機能は、年齢によってある程度分けることができます。
利用できるポイントは抑えておくことをお勧めします。

それと同時に、服薬指導は経験が必要です。
逃げていてはコツは掴めません。
事前準備をしたら、ぜひ本番で試してみてください。
投薬指導は薬剤師にとって、やりがいを感じるお仕事の一つです。
少しでも患者さんに寄り添える薬剤師を目指して、頑張ってみてください。

服薬指導への苦手意識を克服すれば、格段とこのお仕事が楽しくなるはずです♪

現役薬剤師
現役薬剤師
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